私たちの身の回りにある物質は、固体・液体・気体の3つの状態をとりますが、気体がさらに電離してイオンと電子に分かれた状態を「プラズマ」と呼びます。これは「物質の第四の状態」とも言われます。宇宙空間の物質の99%以上はプラズマ状態にあり、これを「宇宙プラズマ」と呼びます。太陽から吹き出す太陽風、地球の磁気圏、そしてオーロラが輝く極域の超高層大気などは、この宇宙プラズマが支配的な領域です。このサイトでは、オーロラをはじめとする、宇宙プラズマが織りなす現象を学ぶための情報を提供します。
このサイトは、オーロラや宇宙プラズマに興味を持つ学生に向けて、学習に役立つ情報をまとめたものです。国内の主要な研究室から、ステップアップのための教科書、おすすめの学習順序、関連学会まで、この分野を探求するための羅針盤となることを目指しています。
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宇宙天気に関連する現象を幅広く解説。長大なため、興味のある部分から読むのがおすすめ。
太陽から地球磁場、ダイナモまで広く扱っており、研究テーマを探す際の参考になる。
オーロラ研究の世界的権威による一般向け解説書。研究の歴史と最前線がわかる。
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Alfven波の性質を中心に解説した英語の専門書。
核融合に関わるプラズマ物理を比較的わかりやすく解説。核融合向けとはいえ、プラズマ物理の理論が日本語で詳しく解説されており、宇宙プラズマの研究者にとっても大いに参考になる。
Basic Space Plasma Physicsの続編。線形理論から非線形理論まで、より進んだトピックを扱う。
プラズマ中の波動について、数学的・物理的に詳しく解説された専門書。難易度高め。
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核融合プラズマの分野で広く読まれている教科書。Drift KineticsやGyrokineticsなどの簡約化モデルの導出や、磁気面を持つ系でのプラズマ物理の手法が学べる。
数値計算の観点からプラズマ物理を解説。プラズマと数値計算の基礎から、代表的なシミュレーション手法までを学ぶことができる。
新学術領域研究「PSTEP」の活動の一環としてまとめられた報告書。宇宙天気現象が社会へ与える影響について、定量的な評価や発生しうる事象について検討されている。
総務省の検討会による報告書。宇宙天気予報の観測・分析能力や対処のあり方など、今後の方向性についてまとめられている。
宇宙天気予報を実際に行う際に必要な情報について、個人的にまとめられたメモ。